1.高知大学XSDGs  〜Super Regional University (SRU)への挑戦
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高知大学学長 櫻井 克年

高知大学は、Super Regional University(SRU)への挑戦にともない、SDGs の達成にも貢献します。

 

SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは、2015 年9 月の国連サミットで採択された、2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17 のゴールと169 のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っています。SDGs は発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサルなものであり、日本を含め世界中がSDGs の達成に向けて取り組んでいます。

 

本学が所在する高知県は、少子高齢化や中山間地域対策、若者の県外・域外流出など、将来の我が国で深刻化していく問題を先取りした「課題先進県」といえる地域です。本学は、第3期中期目標期間(平成28 年度~令和3 年度)において「地域から世界へ、世界から地域へ」、「地域と協働する大学」をキーワードに、人と環境が調和のとれた安全・安心で持続可能な社会の構築に資する、教育・研究・地域貢献等を推進・展開しています。この理念は「SDGs」とも通底するものです。

 

本学は、「Super Regional University(SRU)」となることを目標に掲げ、地域と一体的に持続可能な社会の形成と発展に向けて切磋琢磨することを志しています。今後は、地域の大学として、地域社会を構成する多様な人々が学ぶ場を提供する「県民が皆『高知大学生』構想」を通じて、これまで展開してきた地域と協働した教育研究をより一層進化させていきます。さらに、地域と一体となり課題対応型研究の推進に粘り強く取り組むことで、イノベーションを創発し、地域の持続可能性を支える「地域イノベーション・プラットフォーム」の構築を目指します。これらの活動を通して、国内のみならず世界に範たる地域の大学となることを志します。

 

「Super Regional University(SRU)」への挑戦とともに、高知大学では、地域、高知県、全国、全世界におけるSDGs の達成に向けてこれからも貢献してまいります。また、本学が貢献できる分野・領域等を分析・整理し、本ホームページ等で発信することを通じて効果的な情報提供を展開していきます。本報告書はその最初の取組となります。

2.地方創生とSDGs

日本政府では、2016 年にSDGs 推進の中長期的な国家戦略である,『SDGs 実施指針』を策定し(2019 年12 月改定)、毎年『SDGs アクションプラン』を策定している(2017 年12 月策定の2018 年版が最初)。『アクションプラン』は、日本の「SDGs モデル」の3本柱である①ビジネスとイノベーション、②地方創生、③次世代・女性のエンパワーメントに沿って、国内実施・国際協力の両面におけるSDGs 達成に向けた具体的取組をまとめたものである(2019 年12 月に『SDGs アクションプラン2020』が決定(下図参照))。

本学は、地方創生の観点から「Super Regional University (SRU)」を目標に掲げ、地域と一体的に持続可能な社会の形成と発展に向けて切磋琢磨することを志している。また「地域から世界に、世界から地域へ」、「地域と協働する大学」をキーワードに、人と環境が調和のとれた安全・安心で持続可能な社会の構築に資する教育・研究・地域貢献等の推進・展開している。今後もこのような地域との活動・連携を通じ、SDGs の達成やSTI forSDGs(SDGs のための科学技術イノベーション)の推進に貢献していきたい。

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出典:「SDGsアクションプラン2020」(令和元年12月,SDGs推進本部)

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sdgs/dai8/actionplan2020.pdf)1 ページ目より抜粋